PEOPLE
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現場の視点を大切に、
「創造と挑戦」を実現する

Miyakita Masatsugu
2001年入社
近畿ヤマダ
分社長

より良いサービスは、
働きやすい環境から生まれる

「近畿ヤマダ」は、大阪府・京都府・兵庫県・滋賀県・奈良県・和歌山県の2府4県にある、ヤマダデンキの全店舗を統括している分社化した企業です。私は、2021年よりその組織の分社長として、全体の管理を行っています。ヤマダデンキには、LABI・LIFE SELECT・テックランド・アウトレットなどのさまざまな店舗業態があり、それぞれに特徴があります。私の役目は、ヤマダデンキが元々持っている強みと、この店舗ごとの特徴をうまく融合させながら、各地域にお住まいのお客様の満足度を高め、定着させていくことです。その目標の達成に向け、毎日店舗に足を運びながら、スタッフとコミュニケーションを図り情報収集に努めています。

こうした日々の業務の中で、大切にしていることが二つあります。一つは、店舗ごとに抱える問題に対し、スタッフと同じ目線で解決策を考えることです。まずは現場の課題をこの目で確認し、どのような解決策があるのかを私自身も考える。その後、他の店舗での参考になりそうな事例や、これまでの私の経験などをスタッフに伝え、最終的にどのような対策が有効的であるかを互いに議論しながら実行しています。そして、もう一つは、現場スタッフの働きやすい環境づくりです。お客様に満足いただくことはもちろん大切ですが、より良いサービスのためには、スタッフたちの仕事に対するモチベーションや充実感も欠かせません。彼らがいきいきと働ける環境があってこそヤマダデンキの真価が発揮されると思いますので、環境づくりには力を入れています。

一人ひとりのスタッフの力が、
組織の未来を紡いでいく

ヤマダに入社して以降、私は、あらゆる地域で数多くの業務に携わってきました。そうした中で心がけてきたのは、それぞれの地域ごとの市場や特性を見極め、現場のスタッフとともに二人三脚で店舗の改善を図ることです。現場を変えていくためには、スタッフ一人ひとりの力が欠かせません。だからこそ、担当しているすべての店舗で彼らの成長を促していくことが、統率者として私に課せられた最大の仕事であると考え、教育に取り組んでいます。その結果、彼ら自身の成果に結びつき、周りからも良い評価を得て昇進していく姿を目にすると、自分のことのように喜ばしいですし、役割を果たせていると実感できて嬉しいですね。また、課題を抱えている店舗に対して、スタッフたちと解決策を実行し、努力の末に改善できると大きなやりがいを感じます。

私たち管理職が現場のスタッフを教育する一方で、ヤマダデンキは組織としても人材育成に力を入れています。各個人に合った育成プログラムや、隙間時間に勉強できる教育コンテンツの動画配信。こうした仕組みによって、必要なスキルがしっかりと身につきますし、自己啓発を図ることも可能です。その上、人事評価制度は公正かつ透明性を保っており、失敗してもチャンスを掴める環境があります。ですから、スタッフたちにも、これから入社をされる方々にも、安心して色々なことに挑戦してもらいたいと思っています。

すべての鍵は、
「現場」にある

分社長として組織を管理する中で、「現場を見ろ」という言葉を金言にしています。これは、営業部長時代に、山田会長よりいただいたアドバイスです。店舗で抱えている問題を解決するために必要なのは、机上で議論することではない。現場を自分の目で直接見て、原因を確かめることだ。この言葉には、そんな意味が込められています。分社長の立場として、売り上げや実績に向けて戦略を立てることも大切ですが、それはあくまで数字の目標です。そうではなく、人や商品、さらには運営管理を実際に現場で見て、目標までの道のりをスタッフと議論し改善していく。それが本当の課題解決であり、最も速く目標を達成するための第一歩なのだと認識し、実践しています。

また、そうした取り組みの先に見据えているのは、ヤマダの経営理念である「創造と挑戦」です。業界No.1の実績を持ちながらも、お客様の暮らしがもっと豊かになるように新しいことに挑戦し続けていく。その想いを近畿エリアに広げていくことが、私の使命であると考えています。ヤマダデンキには、どの店舗にもお客様一人ひとりに向き合い、寄り添った対応ができるスタッフがたくさんいます。これからも、そんな彼らとともに地域に密着しつつ、お客様にとって心地よい暮らしをご提案しながら、ヤマダデンキの発展に貢献していきたいと思います。

Miyakita Masatsugu

PROFILE
ヤマダデンキに入社後、北海道・東北・東海・近畿と数々の地域で店舗経験を積む。2021年より近畿ヤマダの分社長に就任し、店長をはじめとする管理職とともに現場改善を図っている。

※ヤマダデンキ:~2020年9月末は旧:ヤマダ電機