PEOPLE
02

誰もが笑顔で働ける店舗を、
人への感謝の想いから

Inoue Yuta
2008年入社
東北ヤマダ
店長

「なぜ」を突き詰めた先に、
成果がある

私が店長として在籍している店舗は、管理職になってから3店舗目にあたるお店です。元々私は岩手県の採用で、この店舗への異動は、初の他県への転勤であるとともに昇格人事でもあり、決まったときには不安ばかりでした。しかしながら、実際に働きはじめてみると、店舗で働くスタッフの方々は人情味の厚い方ばかりで、全員が同じ目標を追う仲間として何でも意見を言い合えるようなすばらしい環境がありました。また、より良い店舗をつくりあげようとする意志を持ち、スタッフ一丸となって取り組む姿勢は、ヤマダデンキの中でもトップクラスだと思います。

こうした環境で、全体を管理する立場にある私の最大の使命は、部下の育成です。最近は、物事の考え方や自ら導き出した考えを行動に移す大切さに重点を置き、指導しています。販売員として業績を上げるためには接客スキルや商品知識も欠かせませんが、それ以上に大切なのは、一つひとつの仕事の意味を考え自分の中に落とし込み、実行していくことです。実行する上では失敗や経験もたくさんあるでしょう。しかし、そうした経験から「なぜ」を突き詰めることで、その経験値を何倍にも膨らませることができ、実績につながっていくと考えています。こうした考え方を伝え、スタッフ自身が「なぜ結果を生み出せたのか」に気づいていく過程を見ることができると、自分のことのように嬉しいですし、やりがいを感じます。

人に感謝し、
自分も感謝される存在へ

これまでヤマダデンキで働く中で、たくさんの方からあたたかい言葉をもらいました。中でも心に残っているのは、上司からの「上手くいかないときは、人から“ありがとう”と感謝される行動を取ってみなさい。そして、自分自身も人に対して、小さなことでも“ありがとう”と感謝の気持ちを言葉で伝えてみなさい。そのありがとうがある限りは大丈夫。」という言葉です。

その当時は、中々業績が上がらず、部下に対しても指導した内容が浸透せず、自分自身の不甲斐なさを感じて精神的にボロボロになっていました。“もうこれが限界なのかもしれない”と、自暴自棄になっていた私を支え、救ってくれたのがこの言葉です。これをきっかけに、人に感謝して自分も感謝される人間になることを目指すようになり、人との関係づくりも一から見直していきました。

その結果、人の上に立つことの本当の意味を知るための一歩を踏み出すことができたと考えていますし、大きな挫折だったからこそ、その分大きく成長することができたのだと今では感謝しています。もちろん、人との関わり方には今でも悩むことはありますし、自分の未熟さを痛感させられることも多々あります。しかしながら、失敗から得た“人に感謝をすることの大切さ”を一緒に働く仲間にも伝えることで、人としても、店舗全体としても成長することができると信じています。

自分次第で、
未来は変えられる

「向き合った分だけ、自分に還ってくる環境がある」。それが、ヤマダデンキの最大の魅力だと実感しています。働く中では、良い意味で年齢は関係ありません。大切なのは、どれだけ自分と向き合って、一生懸命になって仕事に取り組むことができるか。そして、たくさんの経験から学びを得て、それを自分のためにどう活かしていくかだと思います。妥協した分は妥協した分だけ、一方で、一生懸命やったことはその分、未来の自分に還ってくるはずです。自分次第で大きく成長できる環境がヤマダデンキにはありますから、自分の力を高めていきたいという意志を持っている方には、もってこいの職場だと思っています。

また、私は今後、「人に良い影響を与えられる人間になりたい」と考えています。これは、ヤマダデンキの社内だけでなく、プライベートなど人生を含めて掲げている目標です。これから先、たくさんの人と触れ合い、そしてたくさんの経験を積み重ねながら人生を歩んでいくと思います。そこには、嬉しい、楽しいといった感情だけなく、辛さや苦しさもあるでしょう。しかしながら、それらすべての感情や経験があるからこそ成長できるのだと思いますし、そこで培ったものを広めていくことで、自分も含む、周りの人々の成長にも貢献できるのではないかと考えています。いつの日か、「大変だったけれど悪くない人生だった」と笑顔で終われるよう、感謝の気持ちを忘れず、これからも成長していきたいと思います。
※ヤマダデンキ:~2020年9月末は旧:ヤマダ電機

Inoue Yuta

PROFILE
通っていた高校の隣にあったヤマダデンキを利用した際、いきいきと働く店員を見て、こんな職場で働きたいと思い入社を志望。現在は、店長として店舗の運営管理を行っている。